腰椎椎間板ヘルニアについて


椎間板は、背骨の腰部の椎骨と椎骨の間でクッションの役割をしている軟骨で、椎間板があるからしなやかに背中を動かすことができます。

 

 

椎間板ヘルニアとは、の痛みしびれなどの症状のことをいいます。


なぜ手足に痛みや痺れが?

背骨の後ろ側に『脊柱管』という骨に囲まれた空間があり、この中に脳と手足をつなぐ神経が通っています。

 

椎間板が変性し組織の一部が飛び出る付近にある神経を圧迫してしまうため、痛みやしびれが起こります。

 

←腰椎5番(矢印の先の少し下の部分)が椎間板ヘルニア(神経を圧迫しています)


原因

椎間板ヘルニアの発症の原因は、

姿勢動作もともとの体質、骨の形、加齢

が関係していると言われています。

 

椎間板には、座る、立ったまま前屈みになるといった姿勢や動作でも体重の約2倍の圧力がかかり、その負担の積み重ねが椎間板に変性をもたらし椎間板へルニアに発展するものと考えられています。

腰のヘルニアの代表的な症状は※お尻から太ももの裏側の痛み坐骨神経痛と呼ばれています。


予防

適度な運動

 

ウォーキング    

 20代から64歳まで    男性9,000歩(約25分) 女性8,500歩(20分~25分) 

 65歳以上          男性7,000歩(約15分) 女性6,000歩(約10分)

 

ジョギング       早朝か夜に20分~30分

 

・スイミング       30分

 

・水中ウォーキング   30分(姿勢が悪いと逆効果です)

 

※歩数や時間はあくまでも目安です

   まずは自分のペースで運動しましょう。継続して運動することで予防効果になります。


 ストレッチ (仰向け)

 

・両手を上にあげて全身を伸ばしましょう

・片ひざを両手でかかえ、胸の中央の方にひきつけましょう(左右)

・両ひざを両手でかかえ、胸の方にひきつけましょう

 

筋肉に意識を集中して、呼吸をゆっくりしながら20秒程度行ないましょう。



保存療法手術療法

 

自然治癒することもあるため、まずは保存療法から進められます。

 

●保存療法

①局所麻酔やステロイド薬を注射し激しい痛みを和らげます。  【神経ブロック】

➁非ステロイド性消炎鎮痛薬や筋弛緩薬を使って痛みを抑えます。【薬物療法】

③痛みが落ちついたあと、筋肉を強化するための体操を行なう。 【理学療法】

 

 

●手術療法 (保存療法を行っても痛みがとれない場合等、本人が希望する場合など)

 

①ヘルニア切除のため患部を背中側から切開する。       【後方椎間板切除術】

➁腰痛がひどい場合、①と同時に金属などで骨の固定を行なう。 【椎間固定術】