日本人の3人~4人に1人

原因となる病気がないのに頭痛を繰り返すことを、慢性頭痛といいます。

慢性頭痛に悩まされている日本人の割合は、約3人に1人とみられます。

 

慢性頭痛は片頭痛緊張型頭痛の2種類あります。


症状

 

▶片頭痛

※頭の片方がズキズキと痛む

※前かがみの姿勢や、日常的な動作(階段の昇り降りなど)で頭痛が増強

※吐き気が強い。(吐いてしまう場合もある)

※光や音に敏感

 

頭痛発作4時間~3日程度続いて、自然に回復します。

片頭痛ですが、両側が痛む片頭痛のかたも沢山います。

▶緊張型頭痛

※頭全体が重くなって圧迫されるような、はちまきで締めつけられるような痛みがあります。

 


それぞれの原因

▶片頭痛

脳の血管が、なんらかの原因で収縮し血管周りの神経が刺激、拡張することによって頭痛が起こるといわれています(詳しくはまだ解明されていません)。

また、空腹や寝不足、寝過ぎも原因になり、まぶしい場所や騒音も片頭痛が誘発されることがあります。

 

 

▶緊張型頭痛

うつむき姿勢などを長時間続ける頭を支えている首や肩の筋肉に大きな負担がかかり頭の筋肉も緊張血流が悪くなり、頭痛が起こってきます。



予防法

▶片頭痛

睡眠時間が多いと、副交感神経が優位になり脳血管が緩んでしまって拡張します。

睡眠過多しがちな休日も、平日と同じように起床する習慣がつくと片頭痛が起きにくくなります。

 

 

▶緊張型頭痛 

適度な運動を心がけ同じ姿勢を続けないように心がけましょう。休憩をこまめにとって気分転換をはかり、ときどき背すじを伸ばして筋肉をほぐしましょう。




治療法

片頭痛治療薬の中心はトリプタンの飲み薬です。

トリプタンはセロトニン(神経伝達物の1つ)に似た物質で、減少したセロトニンの代わりに三叉神経に働きかけて興奮を抑え安定化させます。

 

 三叉神経=顔の感覚(痛い、熱い、冷たいなど)を脳に伝える神経

 

 

緊張型頭痛鎮痛薬が治療の中心となります。

薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)に注意しながら、1週間に2~3回程度の服薬にとどめましょう。



腕をふる体操』

2分間行ないましょう

『腕をふるストレッチ』を行なうと、

片頭痛の予防頻度を減らす

緊張型頭痛の緩和(痛みの軽減)

に効果があります。

 

片頭痛は、首の後ろに圧痛点が生じます。この圧痛点をストレッチすると、痛みを調節する脳内の神経回路に良い刺激が送られ、片頭痛の頻度が低減されます。

 

 

緊張型頭痛は、ストレスから首や肩の筋肉が緊張してこり固まったような状態になるので、この緊張をほぐすためにも、『腕をふる体操』はとても有効です。

☆体操の方法

足を肩幅に開き正面を向き、頭は動かさず両手を胸の高さで保ちましょう。

水平に腕を振って両肩を大きく動かし、頸椎を軸として肩を左右に90度まで回転させて戻します。