学生に多いスポーツ傷害

スポーツをしている小・中・高生、大学生や社会人の方は一度はスポーツによる「怪我」に悩まされたことはあるのではないでしょうか?

今、まさに怪我で悩ませれているが病名が分からなかったり何が原因で怪我をしてしまったのか、

再発防止やケアはどうしたらいいのか。

身体の関節ごとにスポーツに多い怪我の種類をいくつか説明していきます。


まずは知っておきましょう!

1.スポーツ障害とスポーツ外傷 

スポーツで生じる身体の怪我には、瞬間的な外力から起こる

「スポーツ外傷」(骨折、脱臼、捻挫など)

身体に過度の負担が繰り返しかかることによって、痛みなどの症状が慢性的に現れる

「スポーツ障害」があります。

スポーツ障害は早期に対処をしないと骨が変形したり骨が分離したまま直らなかったりと、日常生活に支障を生じることがあるので注意が必要です。

傷害←外傷と障害を総称したもの。

①首の傷害


・頸椎捻挫

どんなスポーツで起こる傷害か

格闘技、アメフトやラグビーなどのスポーツ以外にも後方からタックルを受けることがあるサッカーにも多い傷害です。

痛みの種類

頸部を捻じるような衝撃で痛みが発生し、頸部から頭部、両肩にかけての疼痛が起こります。 頚痛の安静時痛、運動時痛。痛みが両肩甲骨に起こることもある

対処

症状が改善されるのも個人差があるのでスポーツを控え安静にし、痛みがなくなり症状が良くなれば首~肩(肩甲骨)の周りをしっかりとストレッチすることで再発防止につながります。


・バーナー症候群

どのようなスポーツで起こる傷害か

ラグビーやアメフトなどのタックル、衝撃などで頸椎の可動域以上に曲がることにより上肢の神経が挟まれたり、引っ張られることで起こる傷害。

痛みの種類

上肢から頸椎までの痛み、しびれを感じることもある。

対処

第一にまずは安静にします。痛みやしびれが治まってきたら可動域を戻す為にも徐々にトレーニングやストレッチを再開しましょう。

②肩の傷害


・反復性肩関節脱臼

どんなスポーツで起こる傷害か

野球やサッカー、バレーボールなどのスポーツでなることも多いですが、ラグビーや柔道、アメフトなどのコンタクトスポーツに主になりやすいといわれています。

痛みの種類

主に脱臼を繰り返したり、いつ外れるかわからない不安定な感覚を感じることが多くなります。ひどくなると寝返りで外れてしまうこともあります。

対処

3~4週間、肩関節が動かないように固定し、固定後は肩関節の可動域を広げるためのストレッチを行います。

反復性肩関節脱臼は初回から2年以内の再発率が高いので無理をせずにしっかりと治療に専念しましょう。


・投球障害肩

どんなスポーツで起こる傷害か

野球やバレー、テニスなどの投げたり打ったりする動作が多いスポーツ。

痛みの種類

投球動作時に疼痛を生じたり、力が入らなかったりする症状がでる。

対処

肩の痛みがなくなるのを待ちながら投球時のフォームを確認、修正します。

また、股関節や腰の硬さから肩に負担をかけやすくなっているのでストレッチを念入りにします。


・リトルリーグ肩(野球肩)

どんなスポーツで起こる傷害か

主に、野球をしている成長期の小中学生に多い投球傷害です。

症状

投球時や投球後に肩の痛みが出ます。痛みのあるまま投球を続けると肩の骨がずれて変形してしまうことがあるので気を付けましょう。

対処

 投球を禁止します。投球ができない間は筋力トレーニングをしましょう。

痛みがなくなってきたらバッティング練習は可能です。

投球再開は3~6ヶ月はかかります、無理に練習をすると再発の可能があります。


・腱板損傷(インピンジ症候群)

どんなスポーツで起こる傷害か

投球、テニス、水泳(水泳肩)に多く起こる。

症状

肩を挙げようとする時や腕を動かすときなどに肩に走るような痛みが起きます。

夜間痛や可動域制限も来たすこともある。

レントゲンでは確認することができず、超音波検査やMRI検査などで見つけることができます。

対処

夜間痛や可動域制限が起きたら炎症が強い証拠です、腕を動かすなどの痛い動きを停止します。

炎症が強い場合だと手術の可能性もあります、お近くの専門医へかかりましょう。

炎症を抑える投薬またはストレッチなどで可動域を広げる方法もあります。

③肘の傷害


・テニス肘(上腕骨外側上顆炎、上腕骨内側上顆炎)

どんなスポーツで起こる傷害か

テニスや卓球、バトミントンなどのラケットスポーツをはじめ、長尺な道具を持つゴルフや剣道などの競技にも多く見られる傷害です。

症状

初期では安静時の痛みはありません。物をつかんで持ち上げる動作やタオルを絞る、ドアノブをひねるなどの動作で痛みます、特にテニスのバックハンドなどの動作での痛みは強いです。

症状が進行するとコップを持てないほどの痛みがあります。

対処

基本的に腱鞘炎と同じです。安静だけでも一時的に改善しますが、しっかりとストレッチなどの予防をしないと再発の可能性があります。


・野球肘

どんなスポーツで起こる傷害か

 野球で起こり、投球時や投球後に肘が痛くなります。

症状

投球時に肘内側、外側、後方に痛みが生じ、小学生低学年に起こりやすいのは内側型野球肘です。小学生後半、中学生に起こりやすいのは外側型野球肘です。中学後半から高校生にかけて起こりやすいのは後方型野球肘が多いです。

対処

投球を完全に中止します。肘の安静が大切です。

痛みが完全に取れていない状態で投球を続けると症状が悪化し、手術しないといけない場合もあるので気を付けます。

④腰の傷害


・腰椎椎間板ヘルニア

どんなスポーツで起こる傷害か

一般的にアスリートに限らず発生頻度は高く、すべての競技種目で起こりえます。

症状

腰痛のみならず、神経根を圧迫することにより臀部または下肢に痛みまたは痺れを生じます。

対処

腰痛のほとんどは日常の何気ない姿勢や動作で引き起こされることが多いです。腰痛の痛みを軽減したり再発防止につなげるには普段からストレッチをすることが大切になります。


・腰椎分離症

どんなスポーツで起こる傷害か

10代の頃に野球やサッカー、バレーなどの腰を反らす様な動き(腰椎の伸展や回旋を繰り返す運動)が多いスポーツにみられる症状

症状

腰椎分離症は腰を反らすと痛みが出るのが特徴です。初期の分離(疲労骨折)の場合はレントゲンで確認することが困難でMRIやCTなどで確認することができます

対処

コルセットをして運動を休止します。2~6ヶ月は安静にし、その間は再発防止の為に下半身のストレッチを行います。特にハムストリングス(ももの後ろ)をしっかりとストレッチしましょう。


・筋・筋膜性腰痛

どんなスポーツで起こる傷害か

スポーツ全般において最も頻度が高い傷害の一つ。スポーツをされていて腰が痛くなる場合、主に筋・筋膜性腰痛の可能性が高いです。

症状

スポーツ中の無理な体勢によって背筋に過剰な負担がかかることによって発症するといわれています。症状は腰椎に沿って発生する腰痛や圧痛、運動時痛です。

対処

主に学生の場合は使い過ぎ(オーバーユース)からの痛みが多いので激しい運動を極力抑えてストレッチなどで回復を早くさせて再発防止に努めます。

⑤膝の傷害


・前十字靭帯損傷

どんなスポーツで起こる傷害か

サッカー、バレーボール、バスケットボール、ラグビー、スキー、柔道、野球などに多く発生し、ジャンプの着地や踏切動作、急な方向転換や停止動作で受傷しやすい。

症状

怪我をした時に「ゴリッ」や「ポキッ」などの断裂音がします。

その後、数分間は痛みのため動けなくなり、時間とともに膝が腫れていき徐々に膝の曲げ伸ばしがしにくくなります。

対処

症状の状態によっては手術もあります。術後はお和えのももの筋肉(大腿四頭筋)などの筋肉が痩せてしまったり、下半身の可動域が狭くなったりします。十分にストレッチなどのリハビリをしないと「膝がぐらぐらする」「膝が完全に伸びない」「正座ができない」「練習中に膝が外れてしまう」などにつながってしまうのでしっかりとストレッチをしましょう。


・半月板損傷

どんなスポーツで起こる傷害か

 過度な衝撃、ひねり動作の多いスポーツ、バレーボールやバスケットボール、テニス、野球、サッカーなどに全般的に起こりやすい。

症状

症状としては主に疼痛が多いです。

慢性化してくると関節炎が起こり、さらに長期化してひどくなると断裂した半月板が大腿骨や脛骨の関節の軟骨を傷つけてしまい、骨が変形してしまう変形性膝関節症の原因にもなります。

対処

ストレッチなどのリハビリや関節内注射などで自然回復を促します。

ひどい場合だと手術をする場合もあり、スポーツ復帰には4~5カ月かかります。


まとめ

スポーツ傷害は年々多くなっており怪我の原因は様々ですが一番多いのが「柔軟性の低下」です。

最近の子供たちは外で遊ぶことが減り、体を動かすことが減ってきています。

怪我の予防とはしっかりとした柔軟性を子供の時から定着させていき、適度な運動を行ってこそ意味があります。

これからの子供たちの将来の為、スポーツを一生懸命取り組んで行くためにも「柔軟性の向上」大切ではないでしょうか。

「スポーツで怪我をしない為のセルフストレッチ」

↑ご家族で習慣にしてみて下さい。

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